こんにちわ!相談員のサクラです

今年も残すところ1ヶ月弱となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか


本日は、令和2年度第3回職員基礎研修をお伝えします
コロナ禍においても、いや、コロナ禍だからこそ、我々のような介護福祉業界は
いつも以上に、そして今まで以上に質の高いサービスが求められているように
感じます
それにどこまで応えられるかは、施設の取組みや、職員個人の意識の持ち方、
高齢者介護への向き合い方によるのではないかと考えています


では、早速研修の模様です

午前中最初の講師は施設長です
*入社にあたっての心構え
*ハートピアグループについて

20201014_001959827_iOS
20201014_014049464_iOS20201014_020251163_iOS
社会人と学生の違いや、それに伴う責任、ハートピアグループ、及び国府館の一員
として勤務するということ等々、社会人になったらなかなか教えて貰えない内容の
講義です
2つ目の講義は、ハートピアグループの設立や経緯、運営している施設の種類等
細かく説明がありました


午前中最後の講義は、総務部長による
*常陸国府館について
20201014_021139235_iOS20201014_021335198_iOS
この講義では、建物の構造や入居一時金など、普段の業務では直接関係ないかも
しれませんが、国府館で働く職員であれば、最低限身に着けておいて欲しい知識の
講義です
空腹の時間帯ではありましたが、新人職員は講義を聴きながらメモを取り、真剣に
受講していました


    昼食休憩    


さて、午後の講義の開始です
午後1番の講義は、総務部長による
*車両の使用方法
車椅子に乗ったまま乗車できる、リフト車の操作方法を体験してもらいます

直接送迎に関わる職員ばかりではありませんが、車椅子に乗ったまま乗車できる
車両の操作に携わる機会は少ないので、全員に体験してもらいました
20201014_040720608_iOS20201014_040751925_iOS
20201014_040751925_iOS20201014_040838645_iOS
20201014_040903275_iOS20201014_041306463_iOS
20201014_041422983_iOS20201014_041835549_iOS


身体を動かした後は、座学です
*労務について
働く職員の様々な権利と、ルール、服務についいて、細かく説明がありました
「働き方改革」によって、有給休暇の取得方法も今までとは違うので、注意が
必要です
20201014_043044668_iOS



続いての講義はCS向上委員会委員長による
*接遇
接遇①
接遇②接遇③

今は、どの企業でも接遇に関する研修は内外問わず行っていると思います
今の若者を中心に正しい敬語が使えないというのは、皆様もご存じかと思い
ますが、若者だけではなく、敬語を使い慣れていない中年層も以外に多くいる
んです美しい日本語を使えるようになったら、それだけで印象が変わ
ると思いませんか




受講職員の疲れも溜まってくる時間に突入しましたが、最後の講義は3本立て
相談員による講義です
*介護保険
*高齢者の法令
*リスクマネジメント



まずは介護保険から
介護保険施設で勤務する者として、介護保険の基本は学んでおいてもらいたい
ということで、介護保険が施行された背景や、経緯、現状について講義しました
介護保険料は払っていても、その仕組みが分からない人も多くいるので、『なる
ほどこれで分かりました』と、自分の生活に直結する内容なので、真剣
そのものでした
介護保険①介護保険②


続いては、高齢者に関わる法令です
高齢者に関わる法令①


高齢者に関わる法令②高齢者に関わる法令③
時々、ニュースで高齢者施設における高齢者の虐待が報道され、そのたび
心が痛みます。認知症を患ってしまっても、人生の先輩である事、私たちが
経験した事がない苦境を乗り越えて来た事に変わりはありません
でも、ニュースではどうしても他人事にしか受け止められないので、どれ位
介護施設に勤務する者が虐待を行っていたのか、グラフを使いながら講義
をしました受講職員は『えっ!そんなに?』と驚いていましたが、それも氷
山の一角であることを認識して、自分たちは決してそのような行為、又は
それを疑われる行為がないように、丁寧なケアを心掛ける事が大事です



高齢者に関わる法令④高齢者に関わる法令⑤
その他の高齢者に関わる法令は、身体拘束禁止規定と成年後見制度というも
ものがあります。
身体拘束は、虐待を間違われやすいのですが、身替拘束=虐待ではなく、
虐待の一部に身体拘束が含まれるという考え方ですなかなか分かりにくい
というか、線引きが難しいと捉える職員も多くいますが、どちらにせよ、高齢者
にとって、心地の良いケアではないという事です。
また、成年後見制度を利用する方も増えてきていますが、その制度を悪用する
者もいると、新聞記事で目にした事があります本来、ご本人が使うべき金銭を
不当な理由をつけて、使わせてもらえないという事例がいくつも報告されている
そうです悲しい記事や報道ばかりを例にあげましたが、私たちはその
ような心無いケアではなく、入居者様やご家族様に安心して頂けるように、また、
快適な生活を送って頂けるように、日々努力しております


高齢者はいつの間にか「弱者」と呼ばれるようになってしまいましたが、その弱者
を護り【生きてきて良かった】と、思っていただけるようなケアや支援ができる
様に、全職種が連携して業務に携わっています


受講した職員が、今回の研修で何をどれくらい吸収できたかは、これらかの業務
に反映されると思いますその新人職員たちを育て、導く先輩職員たちにもこの
基礎研修を受けてもらっていますので、各職種、自分たちが何をすべきなのか、
きっと身をもって感じる日も、そう遠くはないのではないでしょうか




最後はちょっと堅苦しくなってしまいましたが、本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました